2024/11/01
こんにちは、古民家博士です。
9月1日は防災の日。松山市消防局予防課副主幹の菅 直樹さんに、災害対策について教えていただきました。
・火災発生!
初期消火をおこなう場合について教えていただきました。
消火器は腰を落してしっかりと足を拡げて構え、安全ピンを抜いて、レバーをしっかり握って火の先端ではなく燃えているものに向かって噴射します。
消火器は、10秒から15秒程度しか噴射出来ません。効果を発揮させるため、火の近く3mぐらいの距離まで近づいて消すことが大切です。また火が天井まで燃え広がってしまったなら、消火器での消火は難しいので逃げる方がいいそうです。
↑映像の中の火を消火器で消す体験をさせてもらいました。
平成23年から、寝室などへの煙感知式の火災報知器の設置が法令で定められています。とはいえ、古民家ではまだまだ火災報知器の設置されているところは少ないと思われます。最近は電池式で10年間持つものが主流ですので、安全のため必ず取り付けるようにしましょう。
・災害時に自力で1週間生き延びる…
災害が発生しライフライン(電気、ガス、水道)が止まった場合に備え、食料や非常持ち出し袋などをもう一度点検しましょう。食料や水は、以前は3日分程度を備蓄していればいいと言われていましたが、最近では1週間程度の備蓄が必要とのこと。避難所に行っても食料や水の配給は1週間程度出ない可能性が高いので自身で準備すると共に、賞味期限が切れていないかなどの確認をしましょう。
日本の伝統 9月号では、地震の際に気をつけることについて書いています。併せてご覧ください。
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