2024/11/01
こんにちは、古民家博士です。
お家の大切な構造材である木を食べてしまうシロアリ。
古民家をお持ちの方の大きな心配ごとの一つでもあります。
できることなら、出会いたくないですよね。
今回は、ゲストのシロアリDr. 永嶺 亮仁さんに、シロアリが発生しやすい家の条件を教えてもらいました。
相手を知り、有効な対策をしましょう!
1.家を建てる前はその土地が田んぼや畑であった
2.床下がカビ臭く、収納の押入には湿気取り剤をおかないとカビが生えてしまう
3.常に家は締め切っていて風通しをしていない
4.丘陵地に建っている
5.隣家との間隔は境界線ギリギリまで寄せ合っている
6.水辺や川、用水路が近い
7.床下浸水したことがある
8.雨漏りをしたことがある
9.梅雨時期には玄関の土間が湿気でベタベタしている、あるいは水たまりができる
10.近隣で何年か前にシロアリ対策工事をしたことがある
11.井戸の深さが浅く、地下水の水脈が近いと考えられる
12.家の横に観賞用の池がある
13.建物のすぐそばが山、もしくは藪である
14.何年か前に切った切株が庭や隣家にある
15.台所やお風呂、便所などの水廻りが腐りを生じている
16.庭先がジメジメしていて苔が生えやすい
17.土台をトタンなどで覆っている
18.建物の壁や横に、農作業に使う杭や、暖炉の薪を積み上げている
19.床下の蹴込から修繕用の木材を収納している
20.配管が水漏れして、配管工事をしたことがある
21.収納の土間には段ボールが直に引いてある
22.虫の羽が建物の付近にいっぱい落ちているのを見たことがある
23.土間打ち工事の際、ガラクタと一緒に型枠を埋め込んだ
24.床下の高さが低い
25.エアコンやコタツなどをよく使用する
いかがでしょうか?
シロアリ対策には、特に湿気を排除することが大事なようですね!
皆さんのおうちでも、どのくらい当てはまるか調べてみてください。
防虫でご心配なことがある時は永嶺さんに相談してみましょう~!
一般社団法人伝統建築防腐防虫対策協会 http://www.denboukyo.org/
永嶺さんは、25年9月号 畳がはずせる理由にも登場しています。
いつもいろんなことを教えてくれます。
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