2024/11/01
日本の伝統 12月号に掲載されました、古民家再築のI様邸。
施工工務店代表の大城 孝一様に、お話を伺いました。
(写真右・金峰の家 施主 I様/左・施工工務店 株式会社 建築工房Work・Space 大城 孝一さん)
大城さん/今回再築に至ったこの古民家は、築120年経っており、
雨漏りが数か所、雨漏りが原因による桁、柱、床板の腐れがあり、さらに建物の倒れ、礎石部分の沈下等も確認できました。
通常の再築工事を行うと、予算内での工事は不可能な状態でした。
そこで、施主のI様と打ち合わせを綿密に行い、減築・再生のプランで了承していただき工事を着手することになりました。
この再築工事のコンセプトは、出来るだけ木材・石等を再利用して建物を仕上げる事と、
古民家の歴史を感じ、ゆたかな空間を作ることです。
工事をするに至っては、工事に携わる業者(職人)達と事前に予想される問題点を出し合い
検討を重ね、知恵を出し、切り離し解体工事着工から約40日間の工期で完成させることが出来ました。
工事完成時には、職人たち、I様と達成感を分かち合い、改めて絆を深めた作業となりました。
天井の塗装中。職人の笑顔がまぶしい
古民家の再築をすることで、先人の残した技術、建物がもつ心地よさ、懐かしさを感じ、私自身もますます古民家のファンになっています。
文・株式会社 建築工房Work・Space(金峰の家 施工工務店)大城 孝一さん
WEB http://k-ws.info
関連記事:25年12月号
金峰の家は、古民家暮らしをしてみたい方や、イベント等への貸し出しもお考えだそうです!
詳細は株式会社 建築工房Work・Spaceさんへお問い合わせください。